ころろログ

多重債務を解決するための5つの選択肢

約 12 分
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ころりん(@korolin777)です。


借金を返すために新たに他の金融業者に借り入れる。


これを繰り返してしまい、利息が雪だるま式に膨れ上がっていく状態を多重債務と言います。


一度多重債務に陥ってしまうと、自分1人の力で借金を完済するのはほぼ不可能です。


でも、じゃあ一生多重債務から抜けられないか、と言えば決してそんなことはありません。


多重債務を解消し、人生をやり直す方法は確実に存在します。

債務整理って知ってますか?

テレビを見ていると、弁護士が出ている「債務整理・過払金のご相談は弁護士事務所へ!」みたいなCMをよく見かけませんか?あのCMを見ても、そもそも“債務整理”という言葉自体があまり馴染みがなからよくわからない…。


ここでは、そんな債務整理について知りたいけどよくわからないという方のために、実際に債務整理を行ったことがある経験者として、わかりやすく説明していきたいと思います。

債務整理① 任意整理

任意整理とは、言葉の通り「任意で借金を整理すること」を言います。裁判所などの公的な機関を通すことなく、債務者(借りた側)と債権者(貸した側)の間で毎月の返済額や利息などの支払いを減らしてもらえるように交渉します。


今現在の返済額はきつくてきちんと返せない。でも減額してもらえれば今後もしっかりと返済していきたいと思っている方には、一番良い方法ではないでしょうか。


弁護士に依頼して行う債務整理はほとんどが任意整理だとも言われています。


ちなみに、ぼくはこの任意整理で債務整理を行いました。良い弁護士に巡り合えたことで毎月の返済額がかなり減り、滞りがちだった返済も無理なく返せるようになりましたよ!


参考:任意整理はどんな手続き?メリットデメリットや向いている人を経験者が解説!

任意整理のメリット

公的機関を通さなくていい

任意整理は裁判所を通さないので、提出する資料などを作ったり集めたりせずに済みますし、絶対に他人に知られたくない借金の事実を第三者に知られることもありません。


これが僕にとってもすごく重要なポイントでした。誰だって人に知られたくないですよね…。

取り立て・返済がストップする

弁護士などに任意整理を依頼すると、和解が成立するまで返済やそれに伴う取り立てがストップします。


これは精神衛生上とても助かりました。


僕も毎月かかってくるかもしれない催促の電話に、精神的にかなり追いつめられていました。


電話が鳴るたび、郵便ポストを見るたび動悸がしましたから。

長期間返済していると過払金が戻るかも

長期間返済が続いている人は返済残高をゼロにすることができる、または過払金が戻ってくる可能性があります。


ぼくの場合は残り数十万の返済残高をゼロにすることができた取引があります。

利息が免除される

返済額が減額される他、今後の返済時の利息が免除されるので、毎月の返済についての負担はかなり軽くなります。


返済額のうち利息がないだけでかなり楽になります。先の見えない返済地獄に光が見えた感じでした。

任意整理のデメリット

法律に基づいた元金返済は残る

利息制限法という法律に基づき、きちんと計算したあとに残った元金は返済義務があります。


そのため「返済を全部ゼロにしたい!」という方に任意整理は向きません。


ぼくはもちろん自分で借りたお金なので(減額はかなりしてもらいましたが)きちんと返済したいと思いましたし、この点についてはあまりデメリットに感じませんでした。

ブラックリスト入りする

任意整理を行うと、信用情報をまとめる機関の所謂「ブラックリスト(事故情報)」入りをすることになります。


ブラックリスト入りすると、5〜7年間ほどの期間クレジットカードなども新たに作れないですし、ローンももちろん通りません。


当たり前といえば当たり前なんですが、それ以上に任意整理をすることで受けるメリットが僕のなかでは大きかったので、これは仕方がないと諦めました。


今はまだだけど、いずれ結婚や家・車の購入などを考えているという方は、このことを踏まえてなるべく早く債務整理を行うべきだと思います。

債務整理② 個人再生

個人再生は民事再生とも呼ばれ、任意整理を行ってもまだ返済できないくらいの額の借金が残っているという場合に選択されます。


「借金はあるけど自己破産はしたくない!」または「住宅ローンの返済もあって返済がきついけど、家は絶対手放したくない!」という方はこの民事再生がおすすめです。


任意整理との大きな違いは、裁判所を通した債務整理であるということ。


民事再生は地方裁判所などに申請し、住宅ローンを除いた借金の総額と、その人が持つ財産などを計算して減額後の返済額が決まります。住宅ローン以外の借金を多く抱える方には良い方法ですね。


参考:個人再生で借金を減額?手続きの内容や流れ、メリットデメリットを解説!

個人再生のメリット

元金を大幅減額できる

民事再生の一番大きなメリットは、借金の元金を大幅に減額することができるという点でしょう。


元金が減ればその分毎月の返済額の負担もかなり軽くすることができます。

家や車などを手放さずに済む

借金の返済で家や車を手放す方も多いですが、民事再生の場合はこれらの財産を守ることができます。


マイホームをお持ちの方にとっては、自分の家を守れることはかなり大きいのではないでしょうか。

資格制限がない

選択した債務整理の種類によっては、その後一定の期間いくつかの職種に就けない「資格制限」というものにひっかかりますが、民事再生はこの資格制限はないので、警備員や保険外交員、旅行業者といった資格制限にひっかかる職種の方にもおすすめです。

個人再生のデメリット

住宅ローンには適用されない

個人再生で減額できる借金について、住宅ローンは含まれていません。


そのため、住宅ローンの返済がきついのでなんとかしたいという方には向かない手続きになります。

官報に載る

裁判所で手続きを行うので官報に名前が載ることになります。


一般の方の目に触れることはあまりないのですが、それでも第三者に知られる恐れは少なからずあります。


官報=法律の改定情報や裁判内容などが掲載される国が発行する新聞のようなもの

ブラックリスト入りする

民事再生をすると信用情報機関のブラックリストに名前が載ることになります。


約7年間クレジットカードや各種ローンなどの審査に通ることはありません。


債務整理③ 特定調停

債務整理の中でも少し変わった手続きが特定調停です。


特定調停は弁護士を介さずに個人で手続きをすることが多い債務整理です。任意整理の話し合いを、簡易裁判所の調停手続きを利用して行うという感じ


特定調停をすると、月々の借金返済額が減額されることが多く、手続き後には3年程度で返済していくことになります。

特定調停のメリット

特定調停の1番のメリットは、何と言っても費用が安いこと。


弁護士に依頼をする必要がなく、個人で郵送や裁判所に足を運ぶので費用はほとんどかかりません。債権者が数件あっても全部で1万円もあれば事足りてしまいます。

特定調停のデメリット

費用が安い反面、特定調停にはデメリットが多いのが特徴です。

  • 債権者との合意が成立しない可能性がある

  • 手続きが面倒

  • 調書には強制執行力(差し押さえをする効力)がある

  • ブラックリスト状態になる


参考:特定調停とは?手続きの利用方法とメリットデメリットなどをわかりやすく解説!

債務整理④ 自己破産

任意整理や民事再生を行ってもまだ返済しきれない借金が残っている場合は、裁判所に「これ以上借金を支払うだけのお金がないです」という破産の申し立てを行うことで、残った借金をすべて帳消しにすることができます。


自己破産というと、やってしまうと所謂“札付き”のような扱いをされ、旅行に行けないとか選挙権がなくなるとか、以後の生活に多大な支障がでるのではないかと誤解している方も多いようですが、それはまったくの嘘です


これはれっきとした国が多重債務者を助けるために作った救済方法なので、借金の返済が重すぎてにっちもさっちもいかなくなった時は利用するべきだと思います。


参考:自己破産で借金を0にする!手続きの流れや気になるデメリットを解説!

自己破産のメリット

借金がゼロになる

自己破産の最大メリットといえば借金がゼロになること


多重債務で苦しんでいる人、どうしても借金を返し続けることができないという人にとって借金をゼロにできるというのは、まさに天の助けとも言えるんじゃないでしょうか。

手続きを依頼した時点から取り立てストップ

弁護士などに自己破産手続きを依頼した時点で取り立てや支払いが止まるので、返済の催促に怯えて過ごすことがなくなります。

自己破産のデメリット

財産はほとんど手放さなければならない

当たり前のことですが、借金を帳消しにしてもらう人が財産だけは守りたいなんてムシのいい話はありません。


「持っている財産のほとんどを手放し、それでも借金を返せないので自己破産させてほしい」と申請するわけですからね。


家や自動車なども財産に含まれますが、車が国産車の場合は初年度登録から7年以上経過していれば無価値扱いになり手放さずに済んだりします。

官報や破産者名簿に載る

国が発行する官報や、本籍地にある役場にある破産者名簿に一定期間名前が載ることになります。


どちらも一般の方の目に入ることはあまりありませんが、第三者に知られる可能性はあるということは認識しておきましょう。

資格制限がある

自己破産すると、資格制限といって一定期間いくつか職種に就くことができなくなります。


また、弁護士・司法書士・税理士などの資格を持っている場合、欠格案件となるため資格を失うことになります。

保証人はそのまま

お金を借りた債務者は自己破産で借金をゼロにすることができますが、保証人を立てていた場合、その保証人には自己破産は何の影響もありません


そうなれば当然、債務者からお金を回収できない債権者は保証人に保証債務を追及することになるでしょう。


もし保証人を立てて借金をしていたなら、保証人のことをよく考えて自己破産すべきなのか、違う方法を取るべきなのかを決めてください。

債務整理⑤ 過払金請求

過払金請求は、今までの返済の中で払いすぎた利息分を返してもらうことができるというものです。


一部の金融業者は、法律で決まっている以上の金利でお金を貸していることがありますし、利息制限法と出資法という2つの法律があるが故に起きてしまう利息上限の差によって過払金が発生することがあります。


本来であれば法律で決まっている利息制限法の上限18%以上の利息を払う必要はないので、過剰に払ってしまっていた分を取り戻すのは当然の権利ですよね!


参考:過払い金請求ができる場合とは?返還請求できる期間や気になるデメリットも解説!

過払金請求のメリット

借金がゼロになり、お金が返ってくる可能性があります。


本来とっくに支払う必要のなくなっていたお金を、知らずに払い続けていたという方は意外と多いそうです。


弁護士事務所などでも過払金が戻ってくる可能性があるかどうかを無料で診断してくれるところもありますので、相談してみてください。


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過払金請求のデメリット

過払金請求をした金融業者とは、もう二度と取引ができなくなります


まぁ当然ですよね…。ただ、過払金請求をされるくらい不当なお金を取っていたんだから、二度と取引したくないのはこっちのほうだ!という感じですので、デメリットとは言えないかもしれません。

債務整理をする際に弁護士を頼むべきかどうか

弁護士費用について

弁護士費用は基本的に分割払いです。


また、弁護士に依頼した時点でまず借金の取り立てや支払いは止まります。


そのため、分割でいいなら今まで返済に回してきたお金を弁護士費用として充てることができますよね。


もちろん、弁護士費用の支払いについても弁護士がきちんと無理のない金額を設定してくれますので安心です。


僕も債務整理で弁護士を依頼しましたが、今まで返済に充てていたお金から弁護士費用を分割で支払っても、その月を暮らしていく上で借金返済中の頃よりもかなり余裕が出ました。


各種手続きについて

債務整理の手続きや交渉は、弁護士などに依頼せずとも自分で行うことも当然できます。


しかし、細かな書類の作成、提出、内容説明や、債権者との交渉について、正直知識もろくにない素人にできることはタカが知れている上に、時間や手間ばかりがかかって大変なだけです。


弁護士は書類の手続きや交渉のプロです。相手側も当然交渉のプロを出してきますので、プロ相手にはこちらもプロで対抗すべきです。


僕も一応自分でできないか調べてみたのですが(弁護士費用を節約できないかと思ったので…)、提出するための書類の作成、申請に必要な工程、相手と交渉すべき内容などを調べていく過程で


「素人には無理だ」


と痛感しました。債務整理を考えている方は弁護士に依頼することを検討するべきでしょう。


最近は無料で相談にのってくれる法律事務所も増えてきましたので、まずは相談だけでもしてみることをオススメします。


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多重債務を解消する方法まとめ

多重債務を解消する方法を説明してきましたが、少し長くなってしまったので簡単にまとめます。

債務整理の種類
  1. 任意整理 参考:任意整理はどんな手続き?メリットデメリットや向いている人を経験者が解説!
  2. 個人再生 参考:個人再生で借金を減額?手続きの内容や流れ、メリットデメリットを解説!
  3. 特定調停 参考:特定調停とは?手続きの利用方法とメリットデメリットなどをわかりやすく解説!
  4. 自己破産 参考:自己破産で借金を0にする!手続きの流れや気になるデメリットを解説!
  5. 過払い金請求 参考:過払い金請求ができる場合とは?返還請求できる期間や気になるデメリットも解説!

是非参考にして、たった一度の人生を借金で終わらせないようにしましょう。

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この記事を書いた人

ころろログ目指せインスタグラマーころりん
1979年生まれのアラフォー会社員。

20代は消費者金融等に借金をし、多重債務になる。総額約500万円を債務整理で完済。離婚も経験するが2015年に再婚。

現在はデジタル一眼レフで写真を撮るのが楽しみ。インスタグラムにハマっている。音楽とリラックマをこよなく愛する。