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弁護士と司法書士のちがいとは?

約 8 分
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ころりん(@korolin777)です。


債務整理しようと決め、相談先についていろいろなキーワードで検索し、検討している人も多いでしょう。


相談や依頼をする先として、弁護士以外に司法書士という選択肢も存在します。実際のところどちらに依頼すべきなのでしょうか。


この記事では弁護士と司法書士の業務の違いや、実際依頼したときのメリット・デメリットなどについて解説します。

迷ったら「弁護士」に依頼すべし


弁護士と司法書士の一番大きな違いは、取り扱うことのできる業務内容です。


法律関係の業務一般について、「司法書士ができることは弁護士もすべて扱える」のが大前提です。言い換えると、弁護士ができる業務のうちの限られた部分しか司法書士は扱えないというわけです。


債務整理についても同じことが言えます。司法書士には金額や扱う裁判所などに制限があり、その範囲を超えた場合は扱うことができなくなります。


しかし、依頼前に依頼者側がそれを判断するのは困難ですので、最初から司法書士ではなく弁護士のところへ相談へ行くのが無駄がないと言えます。

そもそも、弁護士と司法書士はどう違うの?


弁護士

法律全般に広く精通するの法律の専門家です。


難関である司法試験に合格後、1年という長期にわたって司法修習を受け、訴訟等を含めた法律問題全般に広く対応できるよう、専門的な訓練を積んでいます。

司法書士

法律の専門家ではありますが、基本的には「登記」業務に特化した専門家であり、訴訟関連の訓練は受けていません。


そのため、依頼者の代理人としての業務は許可されていませんでした。しかし平成14年に司法書士法が改正され、140万円以下の案件であれば、依頼者の代理人として交渉などをする業務をすることができるようになりました。


  • 本来は依頼者の『代理人』にはなれないが、

  • 例外として140万円以下の債務整理の案件であれば『代理人』になれる


という点がポイントです。

債務整理手続における弁護士と司法書士の違い


債務整理には大きく分けて3つの種類があります。その種類別に弁護士と司法書士ができる業務について見ていきましょう。

任意整理

任意整理とは、弁護士や司法書士が依頼者と貸金業者との間に入り、返済金額などについて交渉・和解等を行う手続のことです。


任意整理はどんな手続き?メリットデメリットや向いている人を解説!


弁護士は基本的にどんな場合でも依頼者の代理人となることができますが、司法書士が交渉可能なのは先ほど述べたように140万円以下の案件のみです。


これは「1件あたり」の金額なので、たとえば3社から合計300万円の借入をしていたとしても、それぞれ100万円ずつの借入だった場合は司法書士は代理人としてそれぞれの相手方と交渉することができます。


また、「140万」というのは残債務に限った話ではなく、過払い金返還請求もこの金額の範囲内であれば可能です。


ここで注意したいのは、依頼する時点では正確な債務および過払い金の金額はわからないことが多いということです。

  • 依頼者が「140万以下だったはず」と思っていても、実際に債権調査をしてみたら実は140万以上残債務があった

  • 「過払い金がありそうだ」と受任して計算し直した結果140万を超える金額だった


というような場合はよくあります。


いったん司法書士に依頼をした場合でも、債務もしくは過払い金が140万円以上だと判明した時点で司法書士はそれ以上の業務ができなくなります。


その場合は依頼者自身が対応するか、司法書士ではなく弁護士に依頼し直さなくてはならず、余計な手間がかかってしまいます。

自己破産

自己破産とは、裁判所に借金や財産状況などについての書類を作成して提出し、借金のすべてを免除してもらう手続のことです。


自己破産で借金を0にする!手続きの流れや気になるデメリットも解説!

弁護士に依頼した場合

弁護士は「依頼者の代理人となることができる」ので、いったん依頼をすると

  • 債権調査

  • 書類作成

  • 提出

  • 裁判所からの問い合わせ対応


など、すべてを弁護士がやってくれます。


もっとも、依頼者自身が集めなくてはならないもの(本人名義の通帳類や保険証券、所得証明や住民票など)もありますが、ひととおりそろえて弁護士のところへ持って行けば、あとは弁護士が体裁を整えて提出してくれます。


また、自己破産では、依頼者自身が裁判所へ出頭し裁判官と面談をする「審尋」が行われる場合もあります。これは弁護士が代理人であっても依頼者自身が行く必要があるのですが、弁護士が代理人として「同席」することは可能で、非常に心強いものです。


それに加え、裁判所によっては「代理人が就いている」ことを条件として、申立時の予納金の額を減額するという運用をしているところもあります。

司法書士に依頼した場合

一方、司法書士は「代理人」となることができないため、司法書士に破産を依頼した場合は「書類作成の援助をしてもらう」という形になります。

  • 必要書類の集め方の案内

  • 申立書や陳述書等の書き方の指導


などを司法書士に受けたうえで、依頼者自身で書類を作成し、提出します。


この場合、あくまでも提出するのは依頼者本人なので、裁判所からの問い合わせは当然本人宛に来ますし、「審尋」も司法書士は同席できないので、注意が必要です。


また、司法書士がアドバイスをしたところであくまでも「本人申立」という扱いなので、場合によっては代理人による申立の場合よりも予納金が余分に必要になることもあります。


特に借入や財産関係の事情が込み入っている場合などは、司法書士ではなく弁護士に「代理人」を依頼した方が手続がスムーズに進むでしょう。

個人再生

個人再生とは、裁判所を通して借金を大幅に減額する手続のことです。


個人再生で借金を減額?手続きの内容や流れ、メリットデメリットを解説!


申立の際は自己破産と同じように、借金や財産状況などについての書類をまとめて提出する必要があります。


借金は減額されますが免除にはならないため、「今後も返済していくこと」が前提の手続となり、自己破産と比べて書類や手続がやや煩雑です。


弁護士は個人再生の場合ももちろん「代理人」として手続をすることができます。


司法書士は自己破産の時と同様あくまでも「書類作成の援助」という形になります。


煩雑な書類についてもきちんとしたアドバイスをしてもらえますが、管轄の裁判所や書記官によって書類の記載方法などに求められるものが違うことがあります。裁判所から書類の修正・追加を求められた場合、その都度司法書士に確認する必要があるため、手間がかかってしまいます。


また、個人再生の場合、申立後に申立人の財産状況をチェックしたり、今後返済していくことができるかどうかを多角的に判断する「個人再生委員」が別に専任されることがあります。


申立の状況や各裁判所の判断によって専任の有無は変わってくるため一概には言えませんが、弁護士が代理人として申立を行えば再生委員は不要という形を取っている裁判所が多いのが実情です。逆に「本人申立の場合は全件再生委員を選任する」としている裁判所もあります。


そして、個人再生委員へ支払う報酬(20万円前後のことが多い)は、申立人が準備することになっています。

弁護士に依頼した方が手間も費用も少なくてすむことが多い

「司法書士の方が手数料が安い」と思っている人も多いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。


「代理人」として仕事をするにもかかわらず破産申立費用を非常に安く設定している弁護士もいれば、「書類作成援助」だけでも弁護士と同等の費用を設定している司法書士もいます。


イメージだけで判断せず、実際に依頼したらいくらになるのかを具体的に調べ、比較してみましょう。


また、債務整理を司法書士に依頼すると

  • 任意整理:債務もしくは過払金が140万円以上だと、依頼者本人や弁護士が改めて交渉などをすることになり、手間がかかる

  • 自己破産:予納金が高くなる可能性がある

  • 個人再生:個人再生委員への報酬の準備が必要になる可能性がある


というように、手間や必要経費が増えてしまう可能性が高いのです。


債務整理において、司法書士ができることはどうしても限られています。そして、それぞれの借金問題が司法書士で扱える範囲なのかどうか、依頼前に判断するのは難しいことがほとんどです。手間や費用のことを考えると、最初から弁護士へ依頼をする方がスムーズに手続が進むでしょう。


弁護士と司法書士の違いを理解して債務整理を考えよう


司法書士は本来「登記」の専門家です。


土地や建物などの不動産登記、会社などの商業登記などについては弁護士よし司法書士の方が詳しいこともあります。


登記関係の問題は司法書士へ、借金関係は弁護士へ、と覚えておくとわかりやすいですね。


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この記事を書いた人

ころろログ目指せインスタグラマーころりん
1979年生まれのアラフォー会社員。

20代は消費者金融等に借金をし、多重債務になる。総額約500万円を債務整理で完済。離婚も経験するが2015年に再婚。

現在はデジタル一眼レフで写真を撮るのが楽しみ。インスタグラムにハマっている。音楽とリラックマをこよなく愛する。